こんにちは。ぶど男です。
テントを選ぶ時、みなさんは何を基準に選びますか?
見た目?値段?利便性?
選び方はいろいろ有るとは思いますが、素材の違いを知ると、使い方に合ったテントと出会えると思うので少しだけ紹介いたします。
■テント素材の種類について
テントの素材には幾つか有りますが、主にはポリエステル、コットン、ポリコットンの3種類が一般的です。
・ポリエステル
ポリエステルはもっとも一般的でコールマン、スノーピークなど多くの人気テントに使われています。
耐久性が高く、軽くて丈夫、雨にも比較的強く、乾きも早いのが特徴です。
熱を通しやすい為、夏は暑く、冬は寒いというデメリットもあります。
また火に弱い為、焚き火の火の粉等で簡単に穴が開いてしまいます。
見た目としては、つるっとした光沢の有る素材です。
私見ですが例えばワンポールテントの場合、同じワンポールでもコットンテントと比べると光沢や素材感でどうしても見劣りします。
ちなみに値段は比較的安めです!
・コットン
コットンは厚手の生地で、暖かい風合いが特徴です。
ノルディスク、カーカムス等は形だけでなく、コットンを使うことでマットで暖かみのあるおしゃれな風合いが出ています。
見た目の良さは勿論ですが、もうひとつ大切な要素があります。
コットン生地は生地自体が呼吸をする性質がある為
夏は涼しく、冬は暖かいというのも最大の特徴です。
そして焚き火の火の粉にも強く穴が空きにくいところも特徴です。
しかし、その一方で雨や水分が染み込むという欠点もあります。
そもそもが雨の少ない地域で使われていた事もあり
雨に弱く、カビやすいという特徴があるので
収納時はしっかり乾燥させる必要が有ります。
また、重量は非常に重いので持ち運びは大変です。
ちなみに値段は見た目に反して可愛く無いものが多いです!笑
・ポリコットン
ポリエステルとコットンを合成して良いとこどりをした物がポリコットン(TC)です。
コットンとポリエステルの割合で特徴に違いが出るので、テンマクデザインやハイランダー、DOD等各社が独自の配合で素材を作っています。
コットンの長所を引継ぎ、素材が呼吸するので夏は涼しく、冬は暖かく1年通して快適に使えます。
そして焚き火の火の粉にも強いです。
見た目の暖かさや素材感はコットンの様でコットンのオシャレさを引き継いでいます。
重量は配合にもよりますが、ポリエステルとコットンの中間です。
またコットン程ではありませんが、比較的雨に弱いというデメリットがあります。
収納時はコットンと同様、しっかり乾燥に注意しないとカビの原因となるので
注意が必要です。
ちなみに価格もポリとコットンの中間程度です。
■コットンやポリコットンは雨の日は使えないの?
今までの説明を聞くと、雨が多い日本の気候ではコットンやポリコットンは不向きな様に感じます。
ぶどめんもテントを買う際にいろいろ調べましたが
ネットの記事ではほとんどがそう説明してありました。
しかし検討する中で何人かのショップ店員さんに話を聞くと
少し違う見解も伺えました。
まず雨漏れに関しては耐水圧という数値が大きく関わっているのですが、耐水圧の説明は長くなるので別で説明します。
こちらを参考にしてください ↓↓↓
コットンやポリコットンの生地には水分を含むと生地が膨張し水や熱を通しにくくなるという性質がある為、決して漏れやすい訳ではないらしいのです。
※コットン系の生地に雨対策で防水スプレーをする人がいますが
本来のコットンの性質が機能しなくなりスプレーのかかり具合で逆に雨漏れの原因になることもあるので注意してください!
そして乾燥時間に関して
いろいろな種類のテントを張る展示会などで雨が降った後乾き具合を見ると、ポリエステルよりコットン生地の方が自然乾燥する時間が早かったと言われてました。理由としてはポリエステルは生地の表面に水滴が溜まるのに対し、コットンは染み込んで薄く広がる為早く乾燥する様です。
一概には言えませんが雨や乾燥に関してそこまで差は無い様に思えます。
そしてまぁポリエステルも同じなのですが
濡れたままだとコットンの方がよりカビやすいのは間違い無さそうなので、どちらにしてもしっかり」乾燥させる必要はありそうですね!
■感想
どの素材も季節や状況に合わせて楽しむことができます!
見た目、価格、シーズン。使い勝手に合わせて
自分に合った最高のテントを選んでください。笑
ぶど男。
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